冬の必需品といえば、あったかインナーですね。
冬のインナー(下着)はいろいろなタイプが出回っていますが、【美習慣ラボ】では、奄美大島の泥染めを施された自然派インナー『きょらむん 天然泥パックインナー』をご紹介させていただきます。
※きょらむんとは、奄美地方の方言で「健康美人」という意味☆
きょらむん 天然泥パックインナーの特長
『きょらむん 天然泥パックインナー』は、天然草木・泥の成分という大地のエネルギーを染め込んだインナー。
からだにとてもやさしく、保温性&保湿性にも優れています。
以下、『きょらむん 天然泥パックインナー』の嬉しい特長をお伝えいたします。
奄美大島の天然の泥染めは、からだにやさしい♪
『きょらむん 天然泥パックインナー』は、古来、奄美大島に伝わる伝統的染色技法「泥染め」という染色法により、一枚一枚、人の手によって愛情を込めて染められています。
奄美大島の泥染めに使われる泥には、ケイ素(シリカ)や鉄分、アルミニウムをはじめとする天然ミネラルが豊富に含まれています。
太古からの自然が息づく奄美大島の土には、鉄分の多い蘇鉄(そてつ)や、タンニンの多いテーチ木などの植物が溶け込んでいます。
この土で泥染めを施すと糸の表面がコーティングされ、汚れが付きにくく、お肌を保護する働きや水に強い性質が生まれます。
また、染め方にも特徴があり、1回目は草木で、2回目は泥で染めます。
そうすることで、草木に含まれる豊富なポリフェノールが、泥に含まれる鉄などの金属イオンと結合し、酸化を防ぐ力が長持ちするのです。
また、天然植物のポリフェノールの働きで、ニオイの発生も抑えてくれます(‘-‘*)
のびが良くて体にフィット
のびが良くて体にフィット、それでいて締め付け感がありません。 肌なじみがとても良いので、ゴワゴワせずに着心地もgood!
それを実現しているのが、使用されている【特殊加工糸「ブーメロン」】。
『きょらむん 天然泥パックインナー』にはブーメロンと綿を織りこんだ生地が使われています。
このブーメロンの素材はナイロンですが、肌に当たるところには綿の素材があたるようにつくられています。
優れた保温性&保湿性
『きょらむん 天然泥パックインナー』は、奄美大島の天然の草木と泥を用いて、人の手で一枚一枚染め上げています。
大地のエネルギーを存分に吸収したインナーは、保温性と保湿性を兼ね備えています。そのため、冬のバチバチなど静電気対策にもなります。
着心地good♪
機能性が良くても、おしゃれの邪魔をしてしまっては、着る機会も減ってしまいますね。
『きょらむん 天然泥パックインナー』は、襟ぐりがそこそこ開いていますので、よっぽど襟ぐりの開いた服でなければはみ出て見えてしまうことがないところも嬉しいポイントです☆
それから、薄くて体にフィットするので、もこもこすることもなくアウターにも響きにくい♪
また、保湿性が高いからでしょうか、『きょらむん 天然泥パックインナー』が体にしっかりフィットしたまま、裾が上がってこないところも愛用者さまから喜ばれています。
生地がしっかりしているので、なかなかへたらないところも嬉しいですね。
開発されたのは、奈良県のラック産業様です。
ご縁のある奄美大島の地域活性化と、着る人の美容と健康のお役に立って幸せになっていただきたい・・・そんな思いを込めて『きょらむん 天然泥パックインナー』の製造を続けておられます。
そこで、ラック産業の吉川佳伸さまに開発のきっかけなどをうかがいました。
『きょらむん 天然泥パックインナー』開発秘話
お客様に幸せになっていただくためにできること
ー『きょらむん 天然泥パックインナー』を開発されたきっかけをお聞かせいただけますか。
吉川さん:
奄美大島とは、当社社長の個人的なつながりでご縁がありました。
このご縁をきっかけに“奄美大島の資源を活用し、地域活性化のために何かお役に立てないか”ということと、“お客様に幸せになってもらうために何か活用できるものはないか”ということを考え、平成6年、奄美大島に株式会社アマミファッション研究所を設立いたしました。
このアマミファッション研究所の研究開発で最初に着目したのが、大島紬の泥染めでした。
ところが、奄美大島に伝わる泥染めはすべて手作業で、長い時間をかけていくつもの工程を繰り返すため、コストがかかってしまいます。
いくら良いものでも、肌着に高いお金を出していただくことはできません。
そこで、大島に伝わる泥染めの原理を活用して合理化、機械化できる部分を徹底的にはかって肌着にも使えるだけのコストダウンに成功しました。
こうして誕生した肌着が『きょらむん 天然泥パックインナー』です。
泥染めに魅せられて
-泥には微生物の分泌物があり、たいへん良いですね。
吉川さん:
マスコミに乗せてPRすることをしませんでしたから、時間がかかっていますが、泥染めの良さをご理解いただける方が少しずつ増えてきました。
泥には主にケイ素、アルミニウム、鉄分が含まれ、ケイ素には保湿作用があって化粧品にも使われています。
人間をはじめ動物たちは、古来、泥に秘められている自然の力を活用してきました。
例えば、刈り取ったい草は畳表に独特の香りを持たせるとともに、カビを防ぐ効果を持たせるため、泥染めを行っています。
ゾウやカバは泥浴びをして、体を日光や暑さから守っています。
また、泥染めの際に、繊維と泥とを結びつけるものとして、薬草といわれる草木を使っています。
この草木と泥で染めた生地は、鹿児島県工業技術センターとの共同研究によりますと、合成染料による生地に比べて、活性酸素を消去する能力が8倍と高い傾向にあることが分かりました。
あたたかくて抗菌&消臭作用も
-実際に着てみますと、冬はあたたかくて快適です。夏はどうでしょうか?
吉川さん:
冬に着ていただくと暖かいのですが、夏に着ていただいても暑くはありません。
絹織物は冬は暖かく、夏は肌ざわりが良く気持ち良いのですが、『きょらむん 天然泥パックインナー』もその感触に似ています。
ある程度の抗菌作用があることが分かっていますが、私自身の感覚では、消臭作用もあるようです。普通の綿の肌着に比べて汗くささが軽減されているような気がしますので。
静電気を抑制する働きも
-スタッフが試着してみたところ、静電気が起こりにくいという声もありました。
吉川さん:
泥そのもので静電気を抑えることではありません。
ただ、他の肌着に比べて保湿機能が高いので、その分だけ静電気を抑制する力が、ある程度はあるのだと思います。
-吉川さまは、お兄さんである吉川卓伸社長と1966年にラック産業を創業されたそうですね。
これまでどんな想いで製品の開発や製造を続けてこられてのですか?
吉川さん:
人が求めているのは美と健康です。
だから、私たちは『きょらむん 天然泥パックインナー』に限らず、消費者の方々に私たちのつくった下着を着て満足していただき、幸せになっていただきたいということからスタートしています。
自分が幸せになろうと思ったら、まわりが幸せでないと自分も幸せになれません。
目の前にたらいがあって水を取り込もうと自分の方に寄せると水は向こうに行ってしまいます。
反対に「そちらにどうぞ」といって向こうに寄せると水は自分のところにきます。
手段、方法は考えなければいけませんが、お金儲けを優先すると策略がついてきます。
お金は儲けるものではなく儲かるもので、儲けに走ると失敗します。
まごころを込めてつくっています
私たちが、編み立てから縫製まで、できるだけ自社でやっていこうとするのは、目の届く範囲で商品をつくりたいからです。
他社の製品との違いを問われたときに社長は「真心を込めてつくらせてもらっています」と答えています。
-そうなのですね。素晴らしいですね。
ところで、“きょらむん”という名前の由来は何ですか?
吉川さん:
“きょらむん”は亜熱帯気候であり長寿の島でもある奄美地方の方言で、“健康美人”という意味です。奄美で生まれた商品を身にまとっていただいて健康美人になっていただきたいという意味合いを含めて名付けました。
-デザインはどれもシンプルですね。
吉川さん:
通常、価格の高い下着だとレースをつけたりして見た目にも気をつかいますよね。
『きょらむん 天然泥パックインナー』は、泥染めの部分が少しでも多い方が体に嬉しいので、レースなどの装飾はつけていないのですよ。
まとめ
着ていることを忘れそうなほどなめらかな肌当たりと、泥の癒しパワーを閉じ込めた『きょらむん 天然泥パックインナー』。
大地のパワーをいただいた自然からの贈り物「泥」の素晴らしい作用を取り入れることで、機能的にも優れたインナーが誕生しました。
ぜひ、天然の泥のパワーを肌で感じてみてくださいませ。
★『きょらむん 天然泥パックインナー』詳しくはこちらから