魂を目覚めさせる縄文意識

自然の恵みが豊富な土地で、貧富の差もなく、住む家、場所、食料、快適に暮らす術を皆で共有し、仲良く暮らす――そんな暮らしが1万年以上続いた縄文時代。
食べ物などの資源は自然からいただくものであり、「足るを知る」という考え方が縄文文化には根づいていました。……今もわれわれ日本人一人一人には、自然と最高に共存共生した縄文文化1万年にも及ぶ遠い祖先たちの血と感性とが脈々と生き続けているのです……。
(バンクシアブックスvol.043『神道の源流「縄文」からのメッセージ』〈著者:伊勢神宮 吉川竜実〉より抜粋)

伊勢神宮 吉川竜実さんは、考古学や言語学、民俗学、美術論から最先端の遺伝子研究まで幅広く網羅することでみえてくる縄文人の暮らしぶりを手掛かりに、「縄文の感性(時空観・世界観・人生観・美意識)は”今”も引き継がれている」として、それを自覚して活かすべく研究に励んでおられます。

伊勢神宮 吉川竜実さんの「縄文意識の定義」

縄文意識とは、己が生業(なりわい)や役割に全力で勤しみ無我や没自然の境地となって、真の自己を解き放ちあるがままの姿で自由に生き切っていく意識。但し、コトの成就や調和は神や宇宙にすべて委ねる。
この意識下では過去も未来も「今この瞬間」に集約されて存在し、約1万年間続いた縄文の人々はもとよりあらゆる時代に生きた先人たちの想いや祈りも共有することができる。
「縄文意識」=0意識(私=0=∞)=ゼロ・ポイント・フィールド

縄文コミュニティ

1万年以上続いた縄文時代には、地球・自然と共存共生していくためになくてはならない知恵がたくさん詰まっていいて、私たちのDNAの記憶として刻まれている――「日本人のDNAに刻み込まれた精神性」を目覚めさせるカギを握る縄文意識で生きることは、これからの時代をいきいきワクワクいのち輝かせて生きていくことに繋がる。そんな想いから、吉川竜実さんとご一緒に、縄文コミュニティを広げてまいります。

日本の霊性

~縄文時代より人々が有形無形の形で感じ取り、表現してきた世界観、宇宙観、時空、生き生きとした生き方~

 「ものづくり大国」としても知られる日本には、一流に達した人の技を「神業」と呼び、その作り出したものに神性を認めて神社に奉納する習慣があります。和食がユネスコ無形文化遺産に登録された理由の一つは、自然を敬う精神にあるのではないでしょうか。自然から生まれた素材に神性を認めるだけでなく、それを敬って生かし、同時に自らも清らかさや神性を追求し続けるという自然を敬う精神性は、日本人のDNAに刻まれています。
「ただ静かに座って思索する」禅の発展も、この精神を培った結果であり、「道」として受け継がれてきた所作や動作の文化も、この精神の表れだと感じます。

また、日本独自の信仰である神道によって、「森羅万象(人間、自然界の動植物、石、山、川のせせらぎ、風、雲、雨、太陽の光などの自然現象を含む)すべてに神が宿る」という崇敬の念は、誰もが潜在意識の中に持っているのかもしれません。その信仰の根幹にあるのが、約2000年前に創建されて以来「日本人の心のふるさと」として大切にされてきた伊勢神宮(正式名称は「神宮」)です。

私たちは、「日本の精神性」を、先史時代の縄文時代以来、人々が有形無形の形で感じ取り、表現してきた世界観、宇宙観、時空、そして生き生きとした生き方であると捉えています。

「大地に根ざし、天に繋がる」という精神性を掘り起こし、その本質に目覚めることで、激動の時代を超えて、自分らしく明るく生きることができる――トータルヘルスデザインは、「自然に学び、自然に還る」という創業の精神を掲げ、新しい時代を築く力をご提供させていただきます。

▼伊勢神宮吉川竜実さんのご著書▼

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