地球と両思い。よろこびで人生を生きる【3】~みつゆきさんインタビュー~

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《【2】はこちらから》

生まれたままの純粋な自分に戻る

安心して、信頼して生きていける世界

-いま、混沌とした大変な世の中で生きる私たちが求めているのは、お金でも名誉でもなく、安心感かもしれませんね。

みつゆきさん:
たとえば、お金があって買いたい物が買えて、そういう生活をしていたらしあわせなのかというと、そうでもないですよね。少なくとも僕はそこにしあわせを感じなくて。

結局、自分はこれを体験したくて生まれてきた、自分の人生を生きないと満たされないのではないでしょうか。

そして、それは、安心して、信頼して生きていける世界でこそ体験できると思うのです。

-本当に。最近、「どう生きるか」というメッセージをいろんなところで目にします。やはり、魂がよろこぶ生き方をしていのちを全うしたい、とすごく思います。
「ねばならない」や「世間の常識」でガチガチになってしまっても、魂は自分の生き方を知っているのだから、そこを思い出したらいいんだなと、みつゆきさんのお話をうかがっていて感じました。

みつゆきさん:
アイリッシュハープのいいところは、そこにコントロールがないので皆が自分でいられるところ。
振動が伝わるので、外に意識が向けられなくなるのですよ、自分軸になる。

完全に、圧倒的に、皆さん、自分でいられたころに繋がるのです。
草原で踊っているイメージが浮かぶ方もいらっしゃいます。

-以前、みつゆきさんのハープレッスンで演奏を目の前で聴いたとき、涙があふれ出て止まらなくなり、ただただ号泣していたことを思い出しました。無意識で本来の自分を抑えて生きていて、本当の自分を思い出して嬉しくて涙が出たのかもしれませんね。

また、CDを流していると背景に草原、森の中の湖が浮かびます。聴きながら浮かんでくる情景やイメージは、自分が持っている、DNAに刻まれたよろこびの自分なのでしょうか。

みつゆきさん:
そうですよね。よろこびの自分、気を遣っていない自分。
生きているだけで、無意識に想像以上にすごく気を遣っていますから。

自然と一体。地球をよろこばせたい

よろこびの波動を循環

-みつゆきさんがこれから取り組んでいきたい事や抱負などを教えていただけますか?

みつゆきさん:
はい。これからは、自然の中で、縄文時代にしていたことと同じように外でアイリッシュハープの音を奏で、自然を感じたい。

自然が喜んでくれている、大地が喜んでくれている――そんな感覚を楽しみたいと思っています。

人間って地球に迷惑ばっかりかけているんじゃないか、と昔は思っていたのですが、いまは違います。

アイリッシュハープを奏で、
心から楽しみよろこびの波動を
循環させていくことで
地球をよろこばせることができる。

そう思っています。

おとなも子どもも、皆で一緒に希望を持って未来を創っていきたいですね。
これからは思ったことが強力に具現化していきますので、何を想像するか、が大切になってきます。

-お話をうかがっていて、ジェームズ・ラブロック博士の「地球はそれ自体がひとつの生命体である、というガイア理論」を思い出しました。「地球は自分が美しい存在だということを目を通して見たい、ということで人間をつくった」というお話を聞いたとき、私たちは地球の一部なんだ、と強く確信できたのです。

みつゆきさんのお話から、いま、そのことを感じています。
きっと地球は音でも美しい振動を聴きたいですね。みつゆきさんは音で地球を元気にしていくのですね。

いのち輝く未来へ

地球と両思い

みつゆきさん:
物心ついたときは萎縮していたのですが、アイリッシュハープに出合いハープを弾くことで、2歳くらいのときの感覚を思い出したんですよ。

当時、住んでいたところから地平線の先に富士山が見えて、太陽が沈んでいく。
その景色を見て、この世界って何て美しいのだろう、と感動した記憶が蘇りました。それも僕のルーツです。

-地球の美しさに感動しているときのしあわせ感が、みつゆきさんの中に確かにあるのですね。

みつゆきさん:
地球の美しさを感じること、それは「地球と両思い」ということですよね。

人間が、地球ってきれいだなと感動しているとき、地球と両思いになっている。そして、それが地球のよろこびでもあると思うのです。

美しさ、よろこびを共感したい人たちが集まり、地球の美しい場所でアイリッシュハープを弾く。
さらには、縄文からのDNAがそのままのこっている縄文遺跡で弾く――そんな活動をこれからやっていきたいと思っています。

縄文ネットワークをつくりたい

-なんと!ものすごく素敵☆テーマは自然ですね。

みつゆきさん:
いま、全国各地でハープを弾こう、という大きな流れが出てきているんですよ。
生徒さんたちがそれぞれ弾きたい場所で弾く、体感する。
生徒さんはハープを奏でながら、僕が弾いているのを何も考えずにただ聴く。

考えない時間、受け取るだけの時間をつくるのです。

縄文ネットワークをつくり、各地でいろんな人と繋がっていくのがとても楽しみです。

-全国各地に縄文遺跡がありますね。皆が得意なことをし、助け合い守り合って暮らしていた、心豊かなその場所でアイリッシュハープを弾き、皆でしあわせの振動を受け取る。素晴らしいですね。

みつゆきさんの作曲された音楽は静かで優しくて。聴いているだけで心から満たされ、優しい気持ちになれるんです。目を瞑って聴いていると、忘れていた何かを思い出すように、自分の中から懐かしい感覚が出てきて、涙が溢れてくることもあります。大好きです。

シータ波になり、未来のビジョンが見えてくる人も

みつゆきさん:
ありがとうございます。赤ちゃんの頃の感覚に戻り、ただ、浮かんできたメロディーを延々と繰り返して弾いているのですが、ただ繰り返すこともいいみたいですよ。

アイリッシュハープの音を聴いていると脳波がシータ波(変性意識状態)になるようで、未来のビジョンが見えてくるのです。
具体的に自分がしたいこと・未来が明確になったという声もいただいています。

原点回帰して縄文文化にたどり着き、いろんな体験をしてきた中、やっぱり、自分の生き方を取り戻して心豊かにいまを生きるカギは縄文、そして、先祖代々脈々と引き継がれてきた意識にあると思っています。

昔の人が大事にしてきた、いま、ここから始めるという意識。

そうそう、昔は年末に畳を新品に張り替え、元旦は衣服を取り替えてまっさらにし、新鮮な気持ちで元旦を迎えていたそうです。

そこまではできないかもしれませんが、イベントを通して、人生を新鮮な気持ちで始めていきたいと思っています。

すべての人がこれまでいろんなことを体験してきて、すべてが貴重で。
そして、今日からまた新鮮な気持ちではじめる、イチからスタートする。

地球と両思いになって、ご縁のある皆さまと一緒に地球の美しさを存分に楽しみたいと思っています。

-ぜひご一緒させていただき、地球を遊び尽くしたいです!楽しみにしています。
今日は、貴重なお話をお聞かせいただき、本当にありがとうございました!

<written by 美習慣パートナーyoko(2023.9)>


アイリッシュハープ奏者 みつゆきさん ~profile~
オリジナル曲を中心に活動するアイリッシュハープ奏者の第一人者。 その独自の感性でつむぎだされたメロディーは、素朴でかつ繊細。 聴く人の心の奥深くに染み入り、どこかなつかしい気持ちにさせて くれる。胎教音楽やリラクゼーションの音楽としても愛されており、 ホームコンサート、保育園や学校、病院、介護施設、ギャラリー、 能楽堂、寺院、経営者の交流会など、その演奏活動範囲は多岐 に渡る。


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