エクストラ・バージン オリーブオイルは酸度で決まる

食・健康食品

油は体に必要な栄養素

昔は、油をとると「太る」「コレステロールが…」など、なんとなく健康に良くないイメージがありませんでしたか?
油抜きダイエットが流行ったりして、子どもの頃に母親がやっていたのを覚えています(*’-‘*)

最近になり、油にはいろんな種類があってそれぞれの働きも違う、ということが知られるようになりました。

何でもとり過ぎはよくないけれど、油は体にとって必要な栄養素であり、上手にとることが美習慣には欠かせないですね☆

油(脂肪酸)は、

飽和脂肪酸 / オメガ9系オイル / オメガ6系オイル / オメガ3系オイル

に分けられます。

そんな中、今回はほとんどのご家庭で大活躍の、オメガ9系オイルのオリーブオイルについてお伝えいたします。

解説してくださるのは、オリーブオイルを愛してやまない熊本物産屋の福本利通(ふくもととしみち)さん。

福本利通さん

福本さんは長年、油の研究を続けておられ、ついにはブラジルに渡り、ご自身でオリーブオイル『クルス・デル・スール』をつくってしまったという経歴をお持ちです☆

そんな福本さんは、

「オリーブオイルは
鮮度がいのち!」

とおっしゃいます。

オリーブオイルは酸度がカギを握っている!

オリーブオイルの鮮度基準に「酸度」という数字があります。
この「酸度」、オリーブオイルを選ぶ時の基準としては、とっても重要です☆

酸度は、オリーブオイルの鮮度の指標を表す数値で、酸度(酸化を表す指数)が低いほど、酸化していないということで、この数値が低ければ低いほど鮮度の高い、新鮮なオリーブオイルです。

また、オリーブオイルには基準があり、大きくは

●エクストラ・ヴァージンオリーブオイル
●ピュアオリーブオイル

に分けられます。

オリーブの果実だけを絞り、科学的処理を一切行われない「エクストラ・ヴァージンオリーブオイル」と、精製したオリーブオイルにバージンオイルを加えた「ピュアオリーブオイル」。

オリーブオイルの中でも、酸度が0.4~0.8のものだけが「エクストラ・ヴァージンオリーブオイル」と呼ばれます。

オリーブオイルを選ばれる際は、ぜひ「酸度」も気にしていただければと思います。

それでは油の研究を重ねた結果、たどり着いたとおっしゃる福本さんからお聞きした、油のお話をご紹介させていただきます。

『クルス・デル・スール』を開発するに至るまで

油のバランスが大事

福本利通さん:私は、数十年間、健康に携わる仕事を続けていました。そんな中、現代の若者の間に広がるアレルギーや登校拒否などの原因のひとつが

「偏った油のとり過ぎ」

ということにショックを受けました。

それと同時に、日本の食生活に危機感を持つようになったのです。

「何とかせねば!」と思い、油の研究を始めました。

そうして、続けているうちに健康な体のためには油のとり方がとても大事だ!ということにたどり着きました。

近年、「オメガ3」と呼ばれる美容と健康にいい油が女性誌などで取り上げられるなど、油への関心が高まってきていますよね。

オメガ3は良い油でオメガ6は良くない油などと比べられたりしますが、そうではないと思うんですよ。オメガ6も良いんです。ただ、とり過ぎは良くないということなんです。

大体、 オメガ3:オメガ6=1:4

くらいの割合が理想的だといわれていますが、揚げ物過多の生活になると、

オメガ3:オメガ6=1:20

くらいになりがちです。

車に例えてみますと、ブレーキが1でアクセルが20だとしたら、アクセルの踏み過ぎでブレーキが効かず、どこかにぶつかるでしょう。バランスなんですよ、バランスが最も大事なんですね。

そこで私は比率を1:4に近づけるために、オメガ6の代わりにオメガ9のオリーブオイルをとればいいんじゃないか、と思ったわけなんです。

――なるほど。そうですね。では、なぜそれがオリーブオイルだったのでしょうか?

酸度0.2!鮮度の高いオリーブオイルをつくろう!

福本さん:ブラジルには数十年前から住んでいるのですが、オリーブオイルはとても身近な存在で、普段からよく使います。

ブラジルでは、街中のレストランのどこに行ってもオリーブオイルが置いてあり、日本のしょうゆ以上に何にでもかけて食べる文化なんですよ。私も最初はビックリしましたが、レストランなどで食事にオリーブオイルをかけるとホントに美味しいんですよ!

オリーブオイル

新鮮だからこその黄緑色

そんな中、あるオリーブオイルに出合いました。
南米で行われるコンテストで優勝した、チリのオイルです。

香りもいいし、食べても全然胸焼けがしない。お寿司でもお味噌汁でも、とにかく何にかけても美味しくなる。

「私も、味も健康にも良い素晴らしいオリーブオイルをつくって日本に広めたい」
という思いからチリへと飛び、

【酸度・純度・機能・味】

どれをとってもこれ以上はない、と思えるオリーブオイルの開発に取り組みました。

このオイルの一番の自慢は酸度0.2%という数値で、鮮度の高さを表しています。これはなかなか他にはないですよ。

オリーブオイルを新鮮な状態で製品化する工夫

オリーブオイルは、時間をかけて熟成させるワインとは違い、鮮度が大切です。収穫した瞬間から劣化が始まるほどの繊細さから、多くのオリーブオイルは化学的に脱臭・精製・着色されているのが実情だといわれています。

鮮度が低いということは、酸化したオイルということで、風味や味に影響しますし、何より体にもよくないですしね。そんなことも考慮して農地や工場を探しました。

『クルス・デル・スール』の産地であるチリの農場では、オリーブ畑の真ん中に工場があります。ですので、収穫したらすぐに搾ることができるんです。
ここがポイントで、まさにフレッシュジュースなんですよ!

オリーブ畑の中にある工場
オリーブ畑の真ん中にある加工工場

美味しいオリーブオイルづくりに適した気候

それから、美味しいオリーブオイルの条件には気候も関係しています。

南米チリは、夏は暑く乾燥し、冬は温暖で雨が多い“地中海性気候”。この環境がオリーブづくりに適しているといわれています。

南米の力強い日差しや、太平洋からの寒流とアンデス山脈からの冷たい吹きおろしにより、昼夜に温度差が生まれ、おいしいオリーブの実ができます。

また、オリーブは品種(原種)によって成分も違い、それぞれ味や機能性の特長も違います。『クルス・デル・スール』は3ヵ国原種・4種類のオリーブオイルをブレンドすることで、日本人の口に合うおいしいオリーブオイルができました。
いくら体に良くても美味しくなかったら続きませんからね。

味も品質も妥協しませんでした。

『クルス・デル・スール』は味にクセが少ないので、パスタなどのイタリアンはもちろん、和食にもよく合います。

酸度が0.2%ということで、鮮度の高いオイルですので酸化しにくく、加熱調理にも向いています。どんな炒め物にも使えるから超便利です。

パスタにオリーブオイルをかける

 

『クルス・デル・スール』の特長

絶妙なハーモニーを生み出す4種類のブレンド

4種類のオリーブが持つ特長を生かし、絶妙な比率でブレンドしています。和洋中どんな料理にも合い、毎日のお料理に大活躍間違いなしです!

収穫したオリーブ

★ギリシャ原種の「コロネイキ」

ポリフェノールの数値が非常に高いので、最も酸化しにくい。が、ポリフェノールが多いということは苦味が強いため、ちょっと食べにくい。

★スペイン原種の「アルベキーナ」

マイルドで安定感のある味わい。辛みと苦味は少なめ。

★スペイン原種の「アルボサナ」

高級で希少な品種。アルベキーナと似た味わいだが、辛みと苦みがやや強い。

★イタリア原種の「フラントイオ」

草の風味が強くアロマティック。辛味が強い。

生産者による徹底した品質管理

オリーブオイルの工場現地・チリにあるシラクサ社では、生産から出荷まで自前ですべて管理しています。

IAS(国際品質証明機関)により、収穫直前のオリーブを区画ごとにすべて検査を行います。残留農薬調査においては、すべての残留農薬量が最少検出値である0.01gを下回り、検出されずという結果が残っております。

世界トップレベルの証、「HACCP認証」・「HALAL認証」取得

HACCP認証マークHACCP(ハサップ)認証

NASA(アメリカ航空宇宙局)により、宇宙食の安全性を確保するために開発された衛星管理法です。世界トップレベルの食品品質管理基準です。

HALAL認証マークHALAL(ハラル)認証

ハラルとはイスラムの教えで許された「健全な食品」のことを指します。

美容と健康によい油『クルス・デル・スール』

『クルス・デル・スール』開発者の福本さんのお話はいかがでしたか?

我が家は、『クルス・デル・スール』を常にキッチンに常備☆

炒め物には、ほぼこのオイルです。

それから、『クルス・デル・スール』と少しのお塩でパンを食べたら、超美味しい☆

じつは私、パンをオリーブオイルで食べるのはそんなに好きではなく、
「パンにはやっぱりバターでしょ」派だったのですが、(そんな派があるかどうかは…)

最近は「オイルもイケるな!」といまさらながら、ハマりつつあります。

コレステロールやトランス脂肪酸は含まれていません!

ビタミンA・D・E・Kのほかにも、ポリフェノールやオレイン酸、ビタミンEの中でも活性酸素を抑える働きのあるαトコフェロールを豊富に含むオリーブオイル。気になるコレステロールやトランス脂肪酸も含まれていません。

私たちの美容と健康にとってオイルはとても大事ですよね☆

美味しくてからだにいいことがたくさんのオリーブオイル♪なかでも鮮度の高いオイルが美容と健康のポイントだなと思いました。

毎日使うオイルをこれに置き換えることで、バランスのとれた健康生活を送ることを目指しています。

願いを込めたネーミング

長年、健康に関係するお仕事に携わる福本さんが、油に着目されたからこそ出合われたエクストラ・バージンオリーブオイル『クルス・デル・スール』。あまり聞きなれないこのネーミング、クルス・デル・スールとはスペイン語で「南十字星」という意味だそうです。

数十年前に単身ブラジルへと渡り、ツラいときは夜空に広がる南十字星を見ながら「明日もがんばろう!」と思っておられたそうです。

そうして、そのときのことを忘れないよう、オリーブオイルの名前に『クルス・デル・スール』とつけられました。

きっかけは、家族・お客さまの食生活を守りたかったから。

そして何より、自分自身が本当にいいものを食べたいと思ったから。

そんな福本さんの想いが込められ、美容と健康のために開発されたオリーブオイル。

とても深みを感じますし、安心して使わせていただいています。

『クルス・デル・スール』を使ったおすすめレシピのご紹介

このオイルを調理に使って、そのまま最後はソースになるレシピをご紹介いたします★

オリーブオイルとわさび醤油で食べるまぐろステーキ★

オリーブオイルで揚げ焼きしたまぐろステーキ

【材料】

・刺身用まぐろ:約150gのかたまり
・塩、胡椒:少々
・『クルス・デル・スール』:大さじ4
・わさび:適量(お好みで辛さを調節してください)
・醤油:大さじ2

【つくり方】

1)
フライパンに『クルス・デル・スール』を入れてあたためます。

2)
塩、胡椒をまぶしたまぐろのかたまりを両面、焼き目がつくように軽く焼きます。(中まで火が通らないように、表面だけサッと焼きます。)

3)
お皿にあげて、自然に冷まします。

4)
フライパンに残った油の熱が冷めたら、そこに醤油とわさびを入れてソースをつくります。

5)
まぐろをスライスして、お皿に盛りつけてソースをかけたら出来上がり♪
お好みの野菜を添えて召し上がれ♪

お刺身用のまぐろを使いますので、サッと表面をあぶるだけでOKです。

わさび醤油との相性は抜群!絶品ソースが簡単につくれます。

今回のレシピでは、油を多めに使って揚げ焼きにして、残った油もソースに使いました。

ほとんど油なのですが、不思議とベタベタせずとっても食べやすく仕上がっています。

わさび醤油のオイルソースがすっごく美味しい☆

簡単だし美味しいし、見た目もゴージャスになるので、おもてなし料理にもピッタリです♪

ほたてステーキ

完全にハマった私、翌日はまぐろを生食用ほたてに変えてつくりましたが、こちらも絶品☆

食材を変えればいろいろアレンジができますし、オシャレにもなりますし、かなりオススメです☆-(^ー’*)

『クルス・デル・スール』の感想をご紹介します♪

いろんな料理に合わせやすい!

草原の若草を思い出す香り高いオイルです。そのまま飲んでみても、クセがなく、油っぽさもあまりなくサラッとしていていました。コーヒーに入れても、クセを感じず美味しく飲めました!いろんな料理にあわせやすいオイルです。(スタッフなべ)

 

爽やかでマイルド♪

オリーブオイルは少し苦手でしたが、『クール・デル・スール』は爽やかでマイルド!違いがすぐに分かりました。パンにつけて食べると、オリーブオイルの旨みとほのかな辛みが相まって、美味しい!和洋中いろんな料理に合います。(スタッフ西山)

めちゃウマでした!

はじめて料理で試したとき、最初の一口でやられてしまいました。フルーティだけど香りが強すぎず、エグミも少ない、とても美味しくて使いやすいエクストラバージンだと思います。お刺身に塩と黒コショウして、オイルをかけるだけで簡単カルパッチョに♪めちゃウマでした!(スタッフ大地)

まとめ

オリーブの実の収穫からわずか4時間以内に絞ることで、鮮度のよい、酸度0.2%というフレッシュなオリーブオイル。

地中海に似ている気候を生かしたチリにて、生産から出荷までを行い、厳重な管理で品質を保っています。

4種類のオリーブオイルを日本人の口に合うようにブレンドしました。まじりっけなしのフルーティーで少しスパイシーなところが特長。
どんなお料理にも合いますが、和食にも!お味噌や醤油と合わせるとおいしさがぐんと際立ちます。

(近藤陽子)

クルスデルスール

エクストラ・バージン オリーブオイル『クルス・デル・スール』 詳しくはこちら >>

 

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