カルシウムイオンの働きと重要性

加齢で起こる骨のスカスカ問題。

 

年齢を経ると、「腸からのカルシウム吸収が悪くなってしまう」ので、食事だけで骨を丈夫に保つのが難しくなるのだそうです。

 

そして、悲しいことに、その現象がみられる方の8割が女性だというのです。

 

カルシウムは骨や歯を形成するほかにも、お肌や粘膜の強化や、さまざまな生理機能を正常に保つ重要な役割を担っています。

 

今回は、私たちにとってとても大切なカルシウムについて考えてみたいと思います。

 

元気な女性

 

 

カルシウムイオンが、生命を維持する上で重要な役割を担う

 

たった1%のカルシウムイオンが、重要な働きを担う

 

体内カルシウムの99%は、骨の中に貯蔵されています。

残りの1%は「カルシウムイオン」(※)という状態で溶け込み、非常に薄い濃度で存在しています。

 

この微量な「カルシウムイオン」が、生命を維持する上で大変重要な役割を担っているということを、私たちはあまり知りません。

 

カルシウム 女性たとえば、「花を見て、きれいだと思って、触れようと手を伸ばす」。この一連の私たちの反応や行動。

「カルシウムチャネル」という門が開いて、カルシウムイオンが入る、その濃度変化を合図に、伝達物質が放出されることで実現するのだそうです。

 

これひとつとってもカルシウムの重要性がわかりますが、ホネや歯だけではなく、お肌や粘膜も強化したり、さまざまな生理機能を正常に保ったり、ブドウ糖やグリコーゲンといった糖の燃焼、脂質の分解、タンパク質の合成と分解にもかかわっています

 

また、精神を安定させるさまざまな酵素の働きを助ける、不足すると受精もうまくいかない・・・などなど。書ききれないほどの、実にいろいろなからだの調節機能にカルシウムが関与しているのです。

 

※カルシウムは20個の陽子(プラス)と20個の陰子(マイナス)を持っているので、伝記的には中性です。これが水に溶けて陰子を2個失うことでプラスの荷電をもったカルシウムイオンとなります。

 

 

重要すぎるカルシウムの罪・・・

 

でも、不思議に思いませんか?

それほどカルシウムが重要なら、不足でいろんな不調が現れるはず。

 

それなのに、カルシウムが不足していることに、どうして骨がスカスカになるまで気づけないのでしょうか?

 

実はこれ、「カルシウムが重要すぎる」からなのです。

 

カルシウムイオンの濃度が保てなくなると、人は生きていけません。

それほど重要だからこそ、足りなくなったら即座に補えるよう、「骨の中」にカルシウムが「貯蓄」されているのです。

 

カルシウム 生命維持「ちょっとくらい大丈夫」だと私たちは思っていますが、「カルシウムイオンが足りない」ことを、からだは【緊急事態】とみなします。

 

即座に骨からカルシウムを溶かしだして、補うように働くのです。

 

「今日、小魚をとらなかったという現実は、今日も骨からカルシウムが消費されたということ」と考えるくらいで、ちょうどいいのかもしれませんね。

 

からだの働きというのは常に、「生命の維持が最優先」

骨がもろくなっても生命は維持できますが、カルシウムイオンの濃度がちょっとでも薄まると、それは「生命維持レベルの大問題」ということなのですね。

 

 

大問題には、さらに続きが!

 

それだけでもショックなのですが、まだ続きがあります・・・。

 

カルシウムの不足状態が続くと、カルシウムイオン濃度を保とうとする働きが「働きっぱなし」になるのだそうです。

 

緊急事態を通り越して、体が【非常事態】と認識。骨からはカルシウムイオンが過剰に放出され、「通常はカルシウムが存在しないところに入り込んでしまう」(カルシウムパラドクス)という現象が起こるのだとか!

 

こうなってくると、やわらかく保たれなければならない器官が硬くなったり、働きが阻害されたり、組織が傷ついたり、記憶力・認知力に影響する場合もあるといいます。

 

カルシウム 骨さらに、カルシウムイオンがやわらかい骨に入ると古いゴムのように硬くなって弾力性を失い、次第にすり減って骨同士がぶつかってキシキシ痛む、ということも引き起こされるそうです。

 

「カルシウムを過剰に取りすぎるとからだの中に石状のものができる」という話を聞かれたことがあるかもしれませんが、これは実に逆で、不足によってカルシウムが骨から溶け出した場合に、それが石化する、ということらしいのです。

 

 

カルシウムの不足が引き起こすのは、骨の問題だけではないのですね。

 

 

まとめ

 

カルシウム 骨カルシウムを補わないで生活することは、収入がないのに貯金で買い物するようなもの。

「気がついたら残高がなくなっていて、健康が失われていた」という事態を引き起こします。

 

逆に、カルシウム摂取量が毎月黒字になっていたら、“美骨銀行”へと貯蓄されて、いきいきアクティブに生活するための糧となってくれます

 

女性は歳を重ねると、閉経などホルモンの関係で骨を形成しているカルシウムがどんどん体内に流れ出てしまいます。

しかも、10代の頃は約45%ある吸収率が、50代以上だと約25%になってしまうそうです。

 

そのため、しっかりカルシウムを補わないと、骨がスカスカになってしまう可能性も・・・。

 

厚生労働省の調査によると、成人1日の平均カルシウム摂取量は、男性が512mg、女性486mg(※)。1日の推奨摂取量は約650~800mgですので、普段の食事では不足しがちです。

そして、驚くことに、この推奨量は1日に消費されるカルシウム量とほぼ同じなのです。

 

「不足に気づかない栄養素」だからこそ、カルシウムは「毎日決まった時間に決まったもので補う」と習慣づけることが必要かもしれません。

 

※厚生労働省「平成25年国民栄養・健康調査」より

 

 

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