今回は、お茶の産地・京都和束(わづか)町で自然栽培されています、京都なごみ園の『しあわせ緑茶』をご紹介させていただきますね(*^-^)
後から知ったのですが、京都なごみ園のご主人・和田嘉昭さんと私は繋がっていました(^○^)
農薬不使用・自然栽培で育てたお茶
数年前のある日、和田様から一通のお手紙が届きました。
「京都和束町で、農薬や化学肥料を使わずに、自然の力と人の手だけでお茶を栽培しています。良かったら、今度遊びにいらっしゃいませんか♪」
という内容のお手紙と、和田様がつくられたお茶『しあわせ緑茶』が入っていました。
じつは、苦いものが苦手な私、緑茶は少し抵抗があり、普段は麦茶やほうじ茶専門でした。
ですが、せっかく送っていただきましたのでこれは飲んでみようと思い、スタッフ何人かでいただきました。
「おいしいお茶の淹れ方」のメモを、可愛らしいイラストとともに入れてくださっていましたので、その通りに淹れました。
そして飲んでみると……!
甘い(=v=)
自然な甘味♪とっても自然な味わいなのです。
スタッフみんなで「美味しいな~、緑茶ってこんなに美味しかったっけ?」などと言いながらいただきました。
そして、あらためてお手紙を読んでいると、和田さんはかつて学校の先生をされていたようで、その学校名を見てビックリ!
我が母校でした―――!(実家から徒歩10分のところにあります^^)
お手紙に入っていた和田さんのお写真もよくよく拝見していますと…
「見たことあるかも!?」
そう、和田さんと私、在籍期間がかぶっていたのです!
「お会いしたことあったのね~!」と妙に嬉しく、一気に親近感がわきました(゚∇^*)
ということで、「早くお会いしたい~」となって、車で飛んでいったのでした♪
茶葉が幸せに育つよう願いを込めて育てています
京都なごみ園様のある和束町は、京都の南の端に位置する、緑がとっても多い美しい町。
寒暖の差が大きく、朝露が発生しやすい土地で、江戸時代にはすでにお茶の産地として有名でした。
そんな、お茶づくりに適した土地で、愛情をい~っぱい注いでお茶づくりに専念されているのが、和田さんご夫妻です。
和田さんは、
「お茶は本来、自分の成育に必要な要素は自らの力でつくり出し、環境と調和して成長していく」
と考えられ、農業や化学肥料を使わずに、自然農で手間ひまかけてお茶を栽培されています。
和田さんご夫妻は、こんな風におっしゃっています。
「飲んでいただく皆さまに幸せで癒される日々を送っていただきたい、という思いから、茶葉が幸せに育つよう願いを込めて育てています。
さらに、太陽の恵みを効果的に生かし、植物が本来持つ生命力を最大限に高めるために、活性化された水を使用しています。
また、農薬、化学肥料を使わずに茶樹と対話をしながら心を込めて育てています」。
そうして、製茶は自家工場で行い、製品化にあたっては、きざみ・火入れなどの2次加工は施さず、自然な茶葉の姿と味を保った状態で出荷されています。
京都なごみ園に伺いましたら、素敵な笑顔のご夫妻と緑豊かな茶畑がお出迎えくださり、とっても幸せな気分になりました。
以下、和田嘉昭さんにお聞きしたお話をご紹介させていただきますね。
「元気でな、愛してるよ」と声をかけながら育てています♪
―いつもお邪魔するとおいしいお茶を淹れていただき幸せな気分になります♪ どうしてこんなに美味しいのかな、何をしておられるのかな、と思ってしまいます。
和田さん そうですか。ありがとうございます。
農薬や化学肥料などを使わない「自然農」で育てているのですが、何もしないのが一番いいのかもしれないですね。
一般的には、たくさん肥料をあげるからたくさん虫がつき、だから農薬を撒かないといけない…その結果、お茶自身がストレスを感じているのではないかと思うのですよ。
もう少しラクに、のびのびと育ててあげたいなと思い、うちでは、お茶の収穫は5月の新茶とその直後の番茶(ほうじ茶の原料)だけにして、その後は11月に整枝をするまで自然に任せています。
夏から秋にしっかりと枝葉が伸びたら、その葉っぱで光合成をして栄養をつくり、その栄養で自分も育ち、根っこにも蓄えて冬に備えます。
そして寒い冬を越し、春にすくすく伸びた新芽をまた刈り取る… そんな風にして、お茶を自然なサイクルで育てています。
お茶には、ホ・オポノポノグッズの『ブルーボトル』のお水や、超微粒子ミネラル他、エネルギーの高い水等を撒布しています。
僕自身は、お茶の木に栄養を与えるというよりも、お茶自身の力で育つように見守り、声をかけてあげることが大切だと考えています。
毎日、
「いつもありがとう。愛しています。元気に過ごしてください」
など、エネルギーの高い水をかけながら声掛けをしていますが、お茶の木と共鳴しやすい感じがします。
和田さん 雑草も、収穫前に最低限刈りますが、できるだけ生やして一緒に育てるようにしています。
それから、土は耕しません。
土は、耕したらやわらかくなるというのが普通の常識なのですが、それは一時的なものなのです。耕さないと土の中の微生物が活躍して土がふわふわになって、酸素がよくいきわたり、給水力のある土になります。
肥料は米ぬかを少しあげるくらいで、虫もそんなにつかず、農薬も必要としない。自然のサイクルで育てているから、秋になると花がいっぱい咲きます。
そうやって、お茶をわが子のように大切に育てています。
収穫量は少ないですが、本来の自然な育て方をするとお茶が本来もっている力を引き出すことができますからね。
―そうなんですね!あらためて、和田さんのお茶づくりへの熱意に感動しています。だからこんなに美味しいお茶ができるのですね!
*****
農薬を使わずにお茶の栽培をすることは、最初はまわりの反対もあったりと、とても大変だったそうです。
それでも、和田さんの熱い想いが通じ、認められるようになったとおっしゃっていました。
和田さんの茶畑にお邪魔するまでは、お茶の栽培がこんなにも大変だとは知りませんでしたし、農薬を使っていないとなると、並大抵のことではないんだな、ということがわかりました!
気分が上がる♪ 美味しくて、見た目にもオシャレなティータイム
『幸せ緑茶』シリーズでは、いろんな種類のお茶をつくっておられます。
それぞれの特徴や美味しい飲み方をご紹介させていただきますね。
やっぱり、美味しくて見た目にもオシャレなティータイムって気分が上がりますね♪
★かぶせ緑茶
被覆資材でお茶の木を覆い、太陽が当たる量を少なくして育てられます。こうやって新芽を育てることで葉緑素が大幅に増加!さらに、旨み成分であるテアニンやグルタミン酸などのアミノ酸が大幅に増加します。
逆に、渋み成分が減少してより一層飲みやすくなるのだとか。茶畑でたまに黒いシートを見かけますが、そういうことだったのですね(^_^)
京都なごみ園さまの『かぶせ緑茶』は、玉露に準じた栽培方法で被覆期間を長くして育てられています。そうすることで、甘みと渋みのバランスがよく、まったりとした深みのある味わいに♪
茶葉の入ったお急須に60~70℃くらいのぬるめのお湯を注ぎ、1~2分待ってからお飲みくださいね。このほんのりとした甘み、体にも心にもほんわか優しい味わい、ぜひお試しいただきたいです~。
★いにしへのお茶
いま、日本中にあるお茶の木はほとんどが品種改良され、さし木によって殖やされたものがほとんどで、種から育てたものは大変少なくなっているそうです。
種から育てた木は、さし木で育てたものよりも根張りがよく、土中深くまで根を下ろし、しっかりとミネラル分を吸収します。
京都なごみ園さんにも、種から育てた木があります。その木に化学肥料や農薬などを用いず、エネルギーの高い活性化した水だけで大切に育てて摘み取ったのが『いにしへのお茶』です。
なかなか手に入らない貴重なお茶なのですね。
やさしさだけではない、木の主張を少し感じる…そんなお茶です。
★玄米茶
玄米は、自家製の農薬不使用「幸せ米」を使用。お米を蒸してから乾燥させ、それを炒ってつくられます。
玄米茶って、ちょっとこうばしくって本当に美味しいですよね☆自然の恵みのお米&お茶の幸せコラボレーションをお楽しみくださいませ♪
★緑茶 ティーバッグ
緑茶がティーバッグに入っているので手軽に飲めるところがお気に入り♪ 1つのティーバッグでも数回お茶が出せて、味が少しずつ変わります♪
一人でお茶が飲みたいときなどは、ティーバッグだとお湯を注ぐだけでOKですので、とってもラクです♪
★石うす挽き抹茶
農薬を使わない抹茶はほとんどないといわれている中、京都なごみ園さまでは農薬不使用の石うす挽き抹茶をつくっておられます。(とっても貴重ですね☆)
一般的に、茶葉に含まれるカテキンやビタミンCなど水溶性の成分は35%程度で、残りは不溶性であるといわれています。
その不溶性の部分には、
βカロチン(ビタミンA)やビタミンE、クロロフィル、タンパク質、食物繊維
など、優れた栄養素が多く含まれています。
これらを丸ごと体に取り入れることができる抹茶♪ 美味しくて体に嬉しい飲み物ですね。
普通にお抹茶を点てて飲むほかにも… ミルクや豆乳で割ってアイス抹茶ラテはいかがですか♪
少し濃い目にお抹茶を点てた後、お水と氷で割ったらアイス抹茶が完成♪ お砂糖を足すとほんのり甘さに癒されますね^^
また、あたたかいミルクや豆乳で割ってホット抹茶ラテに♪
飲むだけでお腹もポカポカ、元気もいっぱいもらえますね(^▽^)/
クッキー生地に少し入れて抹茶クッキー♪
普通に飲む以外にも、いろいろと楽しめますので、ぜひお試しくださいね。
★ほうじ茶 ティーバッグ
クセがなくてホントに飲みやすい♪
ホッと心がやすまります。
砂炒り製法で、美味しくてマイルドなほうじ茶に
京都なごみ園さまのほうじ茶は、新茶を収穫した後の刈残しの茶葉をいったん煎茶として加工し(いわゆる番茶)、それをさらにほうじ加工したものです。
ほうじ方としては、一般には焙烙(ほうろく)などで熱を加えながらこんがりと茶色になるまで炒るのですが、そのときに熱が強すぎると焦げたニオイがつくのだとか。その点で、焦がさずに上手に美味しく仕上げる方法として【砂炒り製法】という手法があります。
【砂炒り製法】というのは石焼き芋と同じような原理を用い、熱をまず砂に加え、その熱で茶葉を炒る方法。和田様は、専門の業者さまに依頼してほうじていただいているそうです。
そうすることによって焦がさずに炒ることができ、味も美味しくマイルドに仕上がります。なごみ園のほうじ茶がまろやかなのは、この製法のお蔭なのですね。
農家さんが幸せに暮らせる世の中にしたい
『しあわせ緑茶』シリーズの緑茶もほうじ茶も、どちらもとってもやさしいお味♪
体も心もやすらぎます。
生産者の和田さまは、大学で農業経済学を学ばれ、その後高校で22年間農業科の教員を務められた後、
「農業をする人が幸せに暮らせる世の中にしていくことこそ、自分が最も望んでいるテーマだ」
と感じ、実家の農業を継ぐ決意をされました。
現在では、お茶栽培から収穫、包装、ラッピングにいたるまで、すべて奥様と二人三脚で取り組んでおられます。
ステキな場所で、ステキなご夫婦で愛情をたっぷり込めてつくっておられる『幸せ緑茶』シリーズ。
みなさまのご家庭でもご利用いただけましたら嬉しいです。
夏場は、緑茶を水出しで飲んでスッキリさっぱり☆
★農薬・化学肥料不使用・不耕起のやさしい味わいのお茶シリーズです♪
(2018/1/19 近藤 陽子 更新:2023/6/23)