2.フライパンから始まった商品開発

食・健康食品

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人生の岐路から『ねじめびわ茶』誕生までの道のり

ー時代の変遷の中、不自然さがまかり通る現実を目の当たりにした玉置社長。
「これからの時代は、地産地消で風土に合った食材や食文化を大切にし、地域環境と人に優しいものが必要だ」という想いから、皆がしあわせになる新しい商品『ねじめびわ茶』の開発に取り組まれました。
ご活躍の場をアパレル業界から農業へとシフトチェンジされ、大変なご苦労の末、美味しくてヘルシーな『ねじめびわ茶』が完成したと伺いました。そのあたりをお聞かせいただけますか。

玉置社長:はい。新規事業を求めて鹿児島県南大隅町根占(ねじめ)を訪れる前の話ですが。

妻が次女の卒業祝いに購入した広辞苑が家にあり、何気なくページをめくっていましたら、たまたまびわの葉について書いてある箇所が目に入ったのです。

そこには、「びわの葉茶は江戸時代から暑気払いに庶民のお茶として親しまれていた」と書かれていました。

そこで、びわの葉をとってきて、煎じて煮出したものを飲んでみたところ、アクは出るわ雑味も強くて、はっきり言ってまずい。
いくら体に良くてもこれでは売れないな、と。

そのときはまだ福岡に住んでいましたので、福岡に葉っぱを持ち帰ってはひとり試作を繰り返すという、悪戦苦闘・試行錯誤の毎日でしたね。なかなか満足のいく味のお茶にならない。

そんなある日、ひと息つこうとコーヒーを入れながら、ふと「コーヒー豆のように焙煎したらどうだろう?」と思いついたのです。

ー確かに、コーヒーも生豆のままだとコーヒーの味も香りもなく、そのままでは飲めないですね。

玉置社長:そこで、びわの葉をフライパンで煎ってみたところ、香ばしくていい匂いが……これはいける!と。

同時に、葉っぱを水につけておく時間も調整するなど、さらに研究・改良を重ねました。

失敗の連続、悪戦苦闘の日々。
ひらめきから美味しい健康常用茶が完成!

前回もお伝えしましたように、びわは仏教経典で「びわの木は王様の木、びわの葉は無憂扇(むゆうせん・心身を和らげて憂いをなくす扇〈葉〉)」とされるほど貴重なものですし、中国では古くからびわの葉は漢方のひとつとして使われてきたといいます。

すべてが繋がり、「びわの葉で万人に喜んでいただける、日常飲める健康常用茶をつくる!」という意志が固まりました。

ーそんなエピソードがあったのですね。玉置社長がご自身の人生の岐路でびわ茶にたどりついたのも偶然ではなく、すべてが繋がっていたのですね。

玉置社長:本当にそうですね。こうして、本格的にびわの葉茶の開発に向けて動き出しました。

まだ農場もありませんから、まずは根占のびわ農家さんから葉っぱを買い取らせていただき、使えそうな葉を選定することから始めました。

苦労の甲斐あって商品化の目処が立ちましたので、ようやく根占で法人設立に向けての準備に取りかかりました。

根占でプレハブの空き店舗を借りて信頼のおける部下を根占に呼び寄せ、現地で製品開発の最終段階へ。
そんな時期を経て、ようやく、まろやかで雑味のない美味しいびわ葉のお茶が完成したんですよ。

ー完成まで、どれくらの年月がかかりましたか。

玉置社長:開発を始めてから2年かかりました。
こうして誕生したびわの葉のお茶、根占(ねじめ)で生まれたびわの葉のお茶だから、名称は『ねじめびわ茶』にしよう!と決めました。

子どもからお年寄りまで
誰もが飲める日常健康茶

-いよいよ『ねじめびわ茶』を世の中にお披露目☆ですね。完成したときはどんなお気持ちでしたか。

玉置社長:びわの葉のお茶をつくろうと決めたとき、21世紀はスローフードの時代がやってくる。なるべく環境に負荷をかけず、すべてのいのちを大切にして皆が元気に暮らせる世の中にしたいという想いがありました。

びわの葉にはカフェインが含まれていませんので、『ねじめびわ茶』はお年寄りも小さな子どもさんも妊婦さんも安心して飲んでいただけます。

このお茶を、緑茶などの日本茶や和紅茶と並ぶ「日本を代表するお茶」として全国に広めよう!

そう決意しました。

びわの葉に秘める優れた働きを引き出した『ねじめびわ茶』

ー最初の決意【環境と人に優しい商品をつくり社会貢献する】が現実となり、農業生産法人 十津川農場、そして『ねじめびわ茶』が誕生したのですね。
ところで、「びわはお医者さん要らず」と古くからの言い伝えがありますが、具体的にびわの葉にはどんな成分が含まれているのでしょうか。

ポリフェノール含有量が
生葉に比べて3.5倍に増加

玉置社長:『ねじめびわ茶』開発後、鹿児島大学とその作用について共同研究を重ねてまいりました。

研究の結果、びわの葉には、塩分の排出をサポートするカリウムやマグネシウム、カルシウムなどが含まれていることがわかりました。

さらに、そのびわの葉を特許製法により高温で焙煎して完成した『ねじめびわ茶』には、原料の生葉に比べるとポリフェノール含有量が3.5倍程度増加していることがわかったのですよ。
そのポリフェノールも顕微鏡で見ると重なり合っているようで、それがいいのかもしれないのです。

トルマリン鉱石の使用により
びわの葉の有効成分を存分に引き出す

ーサビ付きを抑える働きのあるポリフェノールが増加とは……嬉しいですね。
高温で焙煎することは、いいこと尽くめなのですね。

玉置社長:そうですね。高温で焙煎するとタンニンというアク成分も軽減されますから、味もマイルドになります。

また、高温焙煎する際、遠赤外線やマイナスイオンを半永久的に発生し続ける鉱石「トルマリンセラミクス」を使用しています。
その働きで、味をまろやかにすることに成功しましたし、結果的に美味しさもアップしました。

ーエネルギーの高い鉱石・トルマリンセラミクスを使うことでパワーアップしたのですね!
今回、十津川農場の『ねじめびわ茶』製造工場を見学させていただきました。清潔な工場で、スタッフの皆さんがご自身のお仕事にもくもくと取り組んでおられる姿がとても印象的でした。

『ねじめびわ茶』ができるまで~製造工程~


  • びわの葉を収穫

南国の太陽の恵みをいっぱいに受けたびわの木から葉っぱを収穫します。


  • びわ葉を選別

収穫してきたびわの葉を、目で見て手で触って、一枚一枚、ていねいに選別しています。


  • 葉を水洗い

選別したびわの葉を2ミリにカットしてから水洗いして汚れをしっかり取り除きます。


  • エネルギーの高い水でアク抜き

水洗いしたびわの葉を、エネルギーの高い水(※)に浸けてアクを抜きます。
※多種類の鉱石を使用したオリジナルの活水装置を使用。


  • 天日干し

均等な大きさに刻まれたびわの葉を、農場内のビニールハウスでじっくりと天日乾燥します。


  • 雑味の原因となる綿毛を除去

乾燥機を使い、空中に舞う綿毛を集塵機で集めて除去します。こうすることで、雑味の原因となる綿毛を取り除くことができます。


  • 高温で焙煎

遠赤外線やマイナスイオンを半永久的に発生し続ける鉱石「トルマリンセラミクス」をびわ葉焙煎に使用しています。
それにより、香ばしくやさしい味に仕上がります。


  • シフター作業(ふるい分け)

びわの葉を粉砕した後に、ティーバッグの目から出る細かい粉をふるいにかけて落としていきます。

その後、無漂白のティーバッグに詰めて完成です。


お料理にも使えるお茶

玉置社長:先ほど、びわの葉のポリフェノール含有量が高温焙煎後3.5倍程度増加することをお伝えしました。
さらに、脂質や糖質をからだに取り入れにくくする作用についても成果がありそうだと、鹿児島大学との共同研究により報告を受けました。

カロリーゼロでノンカフェインですから、日常茶としてお飲みいただけるといいなと思っています。

ー糖の取り過ぎを気にしている方にも日常的に飲んでいただけますね。
今回、鹿児島訪問の際、美味しいしゃぶしゃぶをごちそうになりましたが、その出し汁も『ねじめびわ茶』でした。
脂の乗った美味しいお肉でしたがギトギトせず、最後まであっさり美味しくいただけましたし、お腹いっぱい食べてももたれることもありませんでした。

また、以前お料理に使うご提案をいただき、カレーなどの煮物にはそのままティーバッグを入れて使っています。アクが少なく、味も程よくさっぱりしてとても美味しくなります。
また、デザートに、ねじめびわ茶ゼリーを作って、手づくり黒蜜をかけるのにもハマっています。
甘味のないびわ茶ゼリーと黒蜜、相性バツグンです!

玉置社長:それはよかったです。
カロリーもゼロですしノンカフェインのお茶ですので、ご家庭のお料理に使っていただき、ご家族の健康生活にお役立ていただけると嬉しいです。

いろんなお料理に使っていただけますので、ぜひいろいろお試しいただけたらと思います。

-はい。弊社情報誌やWEBサイトでもご紹介させていただいていますが、お客様にも大好評です。
飲むだけじゃなく、お食事やおやつにも使ってヘルシーな食生活を送ることができるなんて、有り難い限りです。
ありがとうございます!
この度は、大変貴重なお話をお聞かせいただきまして、本当にありがとうございました!

出し汁に『ねじめびわ茶』を使用。

最後まで、ほとんどアクもなく、あっさりいただけます。

未来創造~いま、この瞬間に、未来をつくっている~

トータルヘルスデザインでは、「美しく心豊かな社会&輝く未来をつくろう」というコンセプトのもと「美習慣ラボ 未来創造コミュニティ」よりさまざまな情報を発信しています。

今回は、鹿児島県南大隅町根占にある農業生産法人 十津川農場にて、『ねじめびわ茶』開発者である玉置社長より「地産地消を大切にし、地球環境と人に優しい商品をつくる!」という熱い想いをお聞かせいただきました。

日本では昔から私たちの身近にあり、健康生活のお供だったと伝えられてきたびわ。
その葉っぱを、なるべく自然の状態で美味しい健康茶として世に出すべく、玉置社長が開発を重ねてつくり上げたのが『ねじめびわ茶』なのですね。

縄文エナジーを感じる南九州

十津川農場の敷地内には、農場を一望できる「ピーパーヒル(びわの丘)」やゲストハウス「天空庵(てんくうあん)」があり、居るだけでホッと癒されます。

ピーパーヒル(びわの丘)。数千年前の耕地を農場として整地・造成する際に出た土砂を捨てずに再利用してつくられました。

どこか懐かしさを感じる日本家屋の門構え。

天空庵から臨むびわ畑。窓を開けると心地良い風が吹き抜けます。

また、十津川農場のある南九州は、縄文文化「上野原遺跡(うえのはらいせき)」を保存している上野原縄文の森や、神武天皇の両親の御陵「吾平山上稜(あいらさんりょう)」のあるエネルギー溢れる土地。

今回、神道の視点から新たな時代を創造するために縄文の研究を続けておられる 伊勢神宮の吉川竜実(よしかわたつみ)先生と玉置社長とご一緒させていただき、縄文をからだいっぱいに感じると同時に、天空庵もピーパーヒルも、縄文の精神が生きる場所だと感じました。

上野原遺跡を保存している「上野原縄文の森」(鹿児島県霧島市)

吾平山上稜〈あいらさんりょう〉(鹿児島県鹿屋市)

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