地球と周波数を合わせ、自然とともに生きる~アマゾンの叡智・コパイバマリマリ物語【後編】~

未来創造コミュニティ

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アマゾンの伝承医療の中で活用されてきた樹液

-過酷な環境のアマゾンでの生活の中で吉野さんご一家を支えてくれた『コパイバマリマリ』について、詳しく教えていただけますか?

吉野 朝さん:『コパイバマリマリ』は、熱帯雨林の過酷な環境で暮らす南米アマゾンの先住民インディオの方々が、1万年以上におよぶ伝承医療の中で殺菌・消毒・鎮静の目的で活用してきた大樹の樹液です。
マメ科の「コパイバ」には35種類もの品種が確認されていますが、なかでも「マリマリ種」は肌との相性に優れ、希少なもの。そのため古来、「森の女神」「聖木」とも呼ばれて、ケガや虫さされをはじめとする肌荒れから、菌などによる不調、おなかのトラブルといったことまで幅広い用途で用いられてきました。

『コパイバマリマリ』の含有成分をみると、そのように活用されてきたのもうなずけます。
たとえば、からだの自己防衛システムを調節し、過剰反応やはたらきの低下による不調を鎮めてバランスを取ってくれるβカリオフィレンの含有量は、地球上に現存する植物で最高峰だと言われています。

また菌対策になるコパイック酸、からだの深刻な不調を防ぐメチルコパレートやカウレン酸、おなかでトラブルを起こす菌対策のコラベノールといった強力な働きのあるフィトンチッドが含まれているという海外の研究報告も多数あります。
そして、これほどの作用を持ちながら、食品・化粧品として使ってもよいとFDA(米国食品医薬品局)でも認められているのです。

-アマゾンで伝承されてきた樹液の働きの根拠が、科学的な研究によってここまで明らかになっているとは驚きです。まさに、自然がくれた贈り物ですね。

森の生態系を守る採取法

吉野 朝さん:そうですね。
この『コパイバマリマリ』の採取にあたっても、生活の基盤そのものである森を破壊するようなやり方は行いません。
1本の木から年間最大で40Lの樹液が抽出可能なところを、1シーズンに1Lほどしか採取しない。

そうして、木にダメージを与えないことと森の生態系を維持することを優先し、後世まで森の恩恵を引き継いでいるのです。

幹の内部に張り巡らされた樹液の通り道を狙って穴を開け、1回で1Lを上限に採取。採取完了後は穿孔に自然物でフタをして、次のシーズンまで木を休ませます。

これほどまで現地で大切にされている樹液を、自然のままの状態で届けるという信念の元、私ども株式会社サポートジャングルクラブでは活動を続けています。

インディオの方々と協力しながら、樹に負担をかけずに採取した樹液にろ過と菌検査だけを施し、余分な添加物や熱などは加えずに、ピュアな『コパイバマリマリ』を日本の皆さまにお届けしています。

大切にされている「利他の心」

-自然を第一に考えた採取方法など、『コパイバマリマリ』はアマゾンの自然と共存共生することで生まれた樹液だと感じました。

吉野 朝さん:インディオの方々は自然との共存共栄・共生を前提に、自然や人と付き合い、“他”を活かして自分も共存するという「利他の心」を大切にされています。

たとえば、ある部族では「猟師や狩人たちが自分の鉄砲や弓矢で仕留めた獲物を自分のおなかに入れてはいけない」というルールがあります。それくらい他に尽くすんですね。利己主義ではない、自然からお借りするという考え方のアマゾンだからこそ、自分は自然の一部であるということを認識し、自然や生態系を壊さずに生きることの大切さを学べたように思います。

-本当ですね。吉野さんのお話をお聞きして、改めて自然との共生の重要性を感じました。コパイバの樹の中でもとても希少な「マリマリ種」。自然と共生しているインディオだからこそ、広大な森の中でも見つけて採取できるのでしょうね。

吉野 朝さん:そうですね。現地の方は裸足で森をかけていって、自分の通った道は忘れません。些細な選択が自分の生活、さらにはいのちに直結していますので、何かを察知するセンサーなどの感覚が磨かれているのでしょう。
何かに悩んでいたとき、二者択一の問題を決められないときはインディオに相談すると即座に決断します。直観力がすごい。

アマゾンで暮らしていたときは行動を共にしていましたが、最初は驚くことばかりでした。
たとえば、現地の子たちは、私が持っているフルーツを見て「中に虫が入っているよ」と教えてくれるんです。食べてみると本当にうじがわいていて・・・・・・。最初は何で分かるんだろう?と不思議でしたが、半年も暮らしていたら感覚が鋭くなったのか、私もわかるようになりました。日本に戻ったら、その感覚は全部なくなりましたが(笑)。

人間は、必要だからそのセンサーを発揮しているんだなと思いましたね。

一番すごいと思ったのは、インディオたちと真っ暗闇の森でキャンプをしていたときに、50メートルほど先にある木の枝にカエルが二匹いて、鳴いていると教えてくれたこと。
私にはカエルの鳴き声など聞こえないし何も見えないのですが、彼らは木とカエルをしっかりキャッチしているんです。サーッと走っていって、そのカエルを捕まえてきてくれました。
そういうセンサーがとても敏感です。

-すごい!現地の方がコパイバの樹を探し出せるのは、自然と共生しているからこその感覚ですね。現代社会では、探さなくても何でもスマホから情報が入ってきますので、センサーが衰えているかもしれません・・・・・・。

自分を森の一部にしてくれる樹液

吉野 朝さん:アマゾンでは、森に入るときのルールがあります。採取人や狩人が森に入るとき、そこで行うこと以外のネガティブな思考や感情を持ち込んではいけないのだそうです。

たとえば、集落であったイヤな事や悩み、恐れの感情を森に持ち込まない。持ち込んでしまうと自分が森の中で異物になり、最終的に森から排除されるように全体が動くのだそうです。

ですので、自分が異物にならないために、「目覚めの果実」といわれる原生種のカカオの実をかじって恐れや迷いを吹っ飛ばしたり、マリマリの樹液をからだに塗ったりします。

マリマリの樹液は自分を森の一部にしてくれる、とインディオから教わりました。からだに塗ることで森と共鳴して自分も木になり、森の中で事件や事故が起こるのを防いでくれるのだそうです。

自然界と周波数を合わせてくれる『コパイバマリマリ』

-森の一部になれるとは!まさに、自然とともに生き、自然からいのちをいただいて生きているのですね。

吉野 朝さん:そうですね。毎年アマゾンに行くので感覚でわかるのですが、自然の中でチューニングしていると、からだが自然と共鳴して元気が出てきます。一方、日本に帰ってきて都会でビルに囲まれていると元気がなくなってきたりして。そんなとき、無性に『コパイバマリマリ』をからだ中に塗りたくなるんですよ(笑)。

マリマリの樹液をからだに塗ったりニオイを嗅いだりすることで、自然界と周波数を合わせてくれて元気になります。人間も自然の一部ですから、マリマリを塗ると自然と繋がっていることを感じてからだが喜び、安心するのでしょうね。

-自然の状態のままで、40種類以上もの天然のフィトンチッド(植物由来化学物質)が含まれているマリマリの樹液。飲んだり塗ったりすることでさまざまな不調を和らげて、からだの中心から元気にしてくれますし、さらには自然の周波数と合わせてくれるとは驚きです。貴重な樹液を使わせていただいていることが、本当にありがたいです。

吉野 朝さん:私どもは、インディオが現代まで紡いできた伝統や叡智を正しく用いて、森や生態系に負荷をかけずにアマゾンの植物の恵みをお届けすることを使命としています。生命力溢れる“植物の恵み”でからだも心も社会も元気になることを願い、インディオの方々と協力しながら活動を続けています。

未来のために大事なこと

仕事と教育

吉野 朝さん:アマゾンではいま、森林の大量伐採や貨幣経済による変化に対応しきれずに貧困化し、森も人も荒廃してしまっているという大きな問題があります。私が育った集落も無くなりかけているんです。

私どもは、創業当初から「アマゾンの森がもたらしてくれる恩恵に対して、日本からも同様に恩恵をお返しする」という約束のもと、採取する人々が文化を継承しながら経済的にも自立していける仕組みをつくって活動しています。

器具を提供するだけではダメで、仕組みとして現地の方々が住み続ける環境をつくることが大事なのです。

-具体的に、どのような活動をされているのですか?

吉野 朝さん:アジア人として初めて現地採取組合に加盟して、採取人と適正価格で直接取引を行っています。また、現地で設立された採取組合やPTAと連携して採取人へのカヌーやモーターボートエンジンなどの寄贈を行い、学校の建設と教育の提供にも携わっています。 

1992年に1校目、2013年に2校目、2019年に3校目、そしていま、4校目の学校を建設しています。仕事と教育現場が各コミュニティに必ずひとつあり、続いていることが何よりも大事。学校は50人くらいの少人数でいいんです。そこでお父さんやお母さんが働き、子どもは学ぶ。お父さんの仕事を見て、家ではお母さんのお手伝いをする――そんな環境をつくることで、森の伝統を守りながら未来の担い手を残していけるのではないかと思っています。

父とアマゾンとのご縁で出合い、私たち一家を支えてくれた『コパイバマリマリ』。この樹液を介してアマゾンと日本が繋がって、お互いの健康的で心豊かな暮らしを育みながら自然環境と共存していく社会を創造することが、私たちの企業目的です。

彼らには、働きに適した対価を受け取ってもらいたい。アマゾンから持ち出したもので得た利益は現地に還元する、という前提のもと、これまで25年間続けてきました。

アマゾンの自然と文化からにじみ出た結晶

-アマゾンの文化を象徴している『コパイバマリマリ』が、アマゾンの自然、そして平和を守るカギを握っていますね。

吉野 朝さん:そう言っていただけると嬉しいです。日本の皆さんにも、『コパイバマリマリ』を身につけたり口に入れたりすることで、地球の肺ともいわれるアマゾンの森と、そこを守る人々に思いを寄せていただけたらと思っています。

日本には麹菌や酒粕など、日本の文化からにじみ出た結晶のようなものがたくさんありますよね。それと同様に、『コパイバマリマリ』はアマゾンの自然と先住民の方々の文化からにじみ出た結晶だと思うんです。それを毎日の暮らしにお役立ていただくことで、からだは元気に、心は豊かになり、さらには社会も豊かになることを願っています。

ぜひ、『コパイバマリマリ』をからだの気になるところに塗ったり香りを嗅いだりして、自然界と周波数を合わせ、元気のみなぎる豊かな毎日を送っていただきたく思っています。

-お話をうかがっていて、『コパイバマリマリ』は「利他の心」を大切にしているインディオだからこそ出合えた、地球からの贈り物だと感じました。「人類最後の秘境」とも呼ばれる地球の叡智が詰まったアマゾンで大切に受け継がれ、生き続ける聖木の樹液。全身にとり入れることで、私たちに備わる「元気の力」もイキイキと活性化しますね。まさに、自然とともに生きる未来を創造するアイテムだと感じます。

私も毎日、普段のスキンケアに混ぜて使ったり、ちょっと体調がイマイチのときは口に垂らしたり、飼っているニャンコの調子が悪いときにも使ったり。先日も、家族がノドの調子が悪いと言ったとき、すぐさま口に垂らしました(笑)。一家に一本常備しておきたい逸品だと感じています。マリマリの輪がもっともっと広がるといいですね!この度は素晴らしいお話をお聞かせいただきまして、本当にありがとうございました☆

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