使えば使うほど、肌もお風呂も環境もキレイになれる入浴液!?【開発者インタビュー】

暮らしのアイテム

入浴液『ミセル』は、浴槽のお湯にたった5mlを入れるだけで、お肌のうるおいをサポート。キレイなお湯を長持ちさせてお風呂掃除もラクチンに。排水後の水も環境負荷を軽減するという画期的なアイテムです。
『ミセル』開発者の田中照夫さんと、事業継承された田中紗里奈さんから詳しいお話を伺いました。

株式会社ミセル会長・メンテナンスアドバイザー 田中照夫(たなかてるお)さん(写真右)
神奈川県出身、昭和25年生まれ。和菓子製造会社勤務から独立し、米穀販売会社を起業。その後、倒産するも、愛娘のために開発した入浴液『ミセル』を製造・販売する株式会社ミセルを平成12年に設立。取引先である鉄鋼関係の大手企業数社に対し「サビのメカニズム」や「自然の原理」などをテーマに講師を務めるとともに、工業用ミセルを通じて各社の環境保全対策推進に貢献。人生の紆余曲折をすべてプラスと捉える「流れに逆らわない生き方」をモットーとする。

株式会社ミセル 代表取締役社長 田中紗里奈(たなかさりな)さん(写真左)
父の開発した入浴液『ミセル』で重度の肌トラブルを脱し、以来生活全般で『ミセル』を活用する中で「ミセル(ドイツ語で界面活性剤のこと)とは何か?」を肌感覚で学ぶ。事業継承を前提にハワイに留学、見聞を深めた後、同社入社。営業職での現場経験を経て現職。自身も大手企業の工場を回り点検作業に従事するなど日々研鑽を重ねている。

お肌も浴槽もキレイになる、ふしぎな風呂水

編集部:入浴液『ミセル』は、弊社で20年以上ものロングセラーを誇る大人気アイテムです。浴槽のお湯にキャップ1杯入れるだけで、「お湯がやわらか」「からだがしっかり温まる」「お肌がスベスベになる」「洗髪後の髪にかけ湯をすると、しっとりサラサラになる」といったお声から、「カビやヌメリが出にくくなって、お風呂掃除がラク」「追い焚きでもニオわないし経済的♪」など、多岐にわたる嬉しいお声が集まります。
さらに残り湯を活用して「洗濯に使っても気にならない」「部屋の掃除をすると空気が清々しく感じる」「植物にあげると元気になる」など、存分に楽しまれている方々もおられます。
このように画期的な入浴液を、なぜ、どのように作られたのかについて改めてお話しいただけますか? 

田中照夫さん:娘の紗里奈が4、5歳の頃、全身に重度の肌トラブルが出て、塗るものではとうてい埒(らち)が明かないという状態でした。
それに対応して、ラクにしてあげられるものを自分で作れないか?と自問するなかで、「ザブンと入れるお風呂のお湯」に着目したのがきっかけです。

すると、私には化学的な専門知識がまったくなかったにも関わらず、「どう作ればいいか」がパッとわかったのです。たとえばこんなこともありました。ある娯楽番組でコンクリートの破片が紹介されて、何のヒントもなく「これは何でしょう?」と司会者が質問したのです。何の知識も持ち合わせていないのに、「それはベルリンの壁の一部だ」とピンと来て、正解でした。
何かのスイッチが入ったように石や植物といった自然のものが話しかけてくるようなことが頻繁に起きて、理屈抜きでわかるようになったのです。
そこで実際に作ったのが『ミセル』です。それを入浴液に使ううち、娘はこの通りすっかり元気になりましてね。

成分はとてもシンプルで、肌によいとされる「米・大豆・アロエベラ」の植物酵素とミネラル、乳化剤だけ。浴槽にキャップ1杯を入れると、約26万倍に希釈されます。それで何かの働きをするというのは、どうしてそうなるのかの原理を推測はできても、未だにうまく説明できません。でも結果は出ているわけですからね。

編集部:お父様の「娘を助けたい!」という強い思いが、天や自然界と通じるチャンネルを開いたのでは?とも感じました。
紗里奈さんのお肌が陶器のように透き通ってスベスベなので、そんなにひどい肌トラブルを抱えておられたとは想像もできません。当時を振り返って、紗里奈さんはどのように感じておられますか?

田中紗里奈さん:私はまだ物心つくかつかないかでしたので、細かいことは覚えていないのですが、理由がわからなくてもすごくビックリしたという記憶だけはハッキリと残っています。どこに行っても解決できなかったそうですから。

それからずっと『ミセル』のある環境で育ち、5年前からは父との仕事に携わっていますので、今はほぼ24時間『ミセル』と一緒の生活です(笑)。どこにでも携帯して、とにかくいろんな使い方をしています。

入浴液としてはもちろんですが、そのお湯を頭からかぶっておくと髪がしっとりします。またボディソープにほんの少し『ミセル』を垂らすと、すごくモチモチしたきめ細かな泡になるんです。お肌の摩擦ダメージが減ってツルツルにしてくれます。
加湿器のタンクの水にも少し垂らしておくと、お風呂と同じでヌメリにくくなってキレイな蒸気を保てますし、掃除もラクになるんです。
それとトイレの手洗い管から水を流すとき、ほんの少し垂らしてタンクの水に『ミセル』が入った状態にしておくと、黒ズミがつきにくくて変なニオイがこもりません。
特に長期で不在にする直前にこれをしておくと、戻ったときにはトイレの中がスッキリと感じられます。それと、切り花が長持ちするので花瓶の中の水にも少し垂らしていますよ。

編集部:紗里奈さんは『ミセル』とともに歩んでこられたのですね。お風呂の残り湯もあれこれ活用できそうです。やはり「掃除がラク」「キレイな状態を保つ」という特長が際立ちます。

田中照夫さん:我が家の、お風呂掃除担当は私でして。最後にお風呂に入るのも私と決めています。
最もカンタンなのは、出るときに浴槽の壁をスポンジでサーッと擦って、残り湯をバスルームの壁や床に流して、浴槽の栓を抜く。最後にシャワーをかけておくだけで、カビやヌメリが抑えられます。排水口にもほとんどヌメリ汚れが溜まりませんからね。
すでに生えてしまったカビを取ることは難しいですが、使い続けていただくと発生しにくい環境を維持できると思います。

編集部:お風呂掃除を担当している男性陣は、特にその手軽さに喜んでいる印象です。
余談ですが、『ミセル』でどれだけ追い焚きできるか!?実験をした弊社スタッフが、「家族2人で、最長10日間の記録!」と言っていました(笑)。キレイな状態をキープする力は、普通では考えられないレベルですね。

『ミセル』がアブラを分解する。だから雑菌がすめなくなる!?

編集部:『ミセル』を入浴液として使うと、どうして汚れやヌメリ、カビがつきにくいのでしょうか? 

田中照夫さん:「ミセル」というのはドイツ語で界面活性剤、純度の高い「高級アルコール」を表します。これが入浴時にからだから流れ出る脂肪分を分解してくれるのです。
脂肪分が、古い角質や水道水に含まれるカリウム・ナトリウムといった成分と結合すると、湯アカ汚れになります。そしてこの湯アカがバクテリア、いわゆる雑菌のエサになるのです。
するとバスルームは、バクテリアやカビの繁殖に最適な高温多湿状態ですから、大繁殖してヌメリやニオイを分泌物として排泄するのです。

『ミセル』は、湯アカの元になる脂肪分を分解してしまうので、バクテリアの繁殖を抑えられるというわけです。

 それともうひとつ。バクテリアの体表面というのはアブラの被膜で守られているのですが、これを『ミセル』が溶かして分解してしまうのでバクテリアが生きていけなくなるんです。

でもすべての菌が生きていけなくなるわけではなくて、人の体表面を守ってくれている常在菌には影響しません。菌という分類は同じでも、人に害のある菌だけがそうなるのです。

これを科学的に解き明かしたのが、2001年にノーベル化学賞を受賞された名古屋大学の野依良治(のよりりょうじ)教授が行った「不斉(ふせい)合成」の研究でした。

化学物質には、それを構成する元素や分子構造がまったく同じでも、鏡で映したように対照的(キラル)な性質を持つ場合があります。一方は人に有益に働くのに、もう片方は害になる。人に有益となるものだけを選択的につくる触媒の研究が「不斉合成」です。
その専門知識を持っていたわけではないのに、有用菌は残して不要な菌はいなくなるという『ミセル』の働きがこの仕組みに通じているんですよ。

編集部:突然のひらめきが、「人に有益となるものだけをつくる」仕組みと一致していたというのは、大変興味深いですね。

『ミセル』の浄化力が自然の循環をスムーズにして、よりよい健康をつくる

編集部:ところで入浴液『ミセル』は、大企業の工場で環境に配慮したメンテナンスにも役立っているそうですね? 

田中照夫さん:そちらは「多目的水質活性触媒液」という名称ですが、そのような使い道ができるとは私も意外でした。
きっかけはある工場で、従業員さん向けの大浴場を毎日掃除するのが大変と『ミセル』を使っていただいたのです。すると担当の方が、「工場の冷却塔クーリングタワー)で、シアノバクテリアの藻がたくさん出て困っている。これも何とかできるのでは?」とおっしゃるのです。
それは大量の水に直接外気をあてて水温を下げる空調機なのですが、人体にも危険なほどの強い薬剤を使ってもサビや水アカ、藻の発生が防げないし、高額の処理費用がかかるのだと。

試しに高濃度の『ミセル』を使っていただくと、2週間で藻がなくなって専門の方々もビックリしておられました。そこからさまざまな大手企業の工場に口コミで広がって、次々に採用いただきました。

また油を大量に使う工場では、ときどき水に混ざってギトギトになるアクシデントが発生します。元に戻すには稼働を止めて、大掛かりな清掃が必要で、損失も1億や2億では済まないそうです。
ところが『ミセル』で対応すると、稼働をしながらでも油が分解されますから、ラインを止める必要もなく、処理水による環境負荷も軽減します。
皆さんには入浴液として知られている『ミセル』ですが、そのような活用事例もあるんですよ。

田中紗里奈さん:私も父と工場のメンテナンスに回っていて、各工場の定期点検も行っています。ハシゴのない場所なので、ヘルメットをかぶってつなぎを着て安全靴を履いて、足場を探しながら配管をよじ登って作業するんです。
最初は工場の皆さんが「どうして若い女の子がこんな危険な場所に!?」とビックリしておられましたが、最近ではすっかり慣れてくださっています。

編集部:人の健康や日常生活はもちろん、重工業の工場にまで活躍の場が広がっているなんて、『ミセル』の浄化力は本物ですね。地球環境への貢献度にますます期待が高まります。

田中照夫さん:たとえば工場で生じるサビの塊(スラッジ)は、「邪魔者」だと思われがちですが、5億年という気の遠くなるような時間軸でみれば「鉄が、鉄鉱石に戻っていく」プロセスの一部です。鉄にも輪廻転生のような循環のサイクルがあって、宇宙の眼でみたら「元の状態に戻ろうとする働き」の一部なのです。
『ミセル』を使うとサビが出なくなるのですが、それは浄化処理スピードが上がって、自然界の循環を助けているということになります。

編集部:知れば知るほど『ミセル』の魅力に引き込まれます。それも「ひらめき」が出発点というのはやはり驚きです。

田中照夫さん:人間は本来、すごい能力を持っているんじゃないかと思うのです。
『ミセル』は、作り方が突然わかってできたものだとお話しました。当時はすごくふしぎで随分調べたのですが、到達したのは「すべてのものは、もともとつながっている」ということでした。
目に見えるものも見えないものも、それぞれ形は違っても本質的には同じでひとつです。「一体化すれば、すべて自分」ですから、わかって当たり前かもしれないですよね。

そんなことをトータルヘルスデザインさんの創業者・近藤洋一さんにお話したところ、「人の内面には、肉体や思考、感情を超越した純粋な“可能性の場”があって、そこに不可能の文字はないといいますから、その“場”にアクセスするスイッチが入ったんじゃないでしょうか」と言っていただき、同じものを感じてとてもしっくりきたことを覚えています。

編集部:娘さんを思う気持ちが、その超越的な感覚にスイッチを入れて『ミセル』が生み出され、私たちの健康的なエコ生活を叶えて環境浄化までサポートしてくれているというのは、胸が熱くなる想いがします。

また親子で素晴らしいお仕事をされているのが本当に素敵です。
『ミセル』の魅力がとてもよくわかる貴重なお話をありがとうございました。

(インタビュー:スタッフみのり)

『ミセル』ここがポイント

おすすめ①

お肌にうるおい&トラブルケア
入浴液『ミセル』の主原料は、お肌によい植物エキス(米・大豆・アロエベラ)。お風呂にゆっくり浸かると、カサカサ肌にうるおいを与えてサポートします。また、脂肪分を分解する力があるため、毛穴に詰まった汚れも取れやすいと好評です。

おすすめ2

キレイなお湯が長持ち!
入浴時のお湯に体表面から流れ出る、人の脂肪分をすばやく分解。追い焚きをしてもニオイやヌメリが発生しにくく、湯アカもつきにくいのが特長です。
また、キレイなお湯が長持ちするだけでなく、残り湯を浴室の壁や洗い場などにかけておくと、雑菌の繁殖を抑えてお掃除がラクチンに。この働きが排水後も続くため、生分解性が高く環境負荷の軽減が期待できます。

自然のチカラで、お風呂もからだも地球もキレイに♪

当時4歳だった紗里奈さんを泣かせていた全身の肌トラブル。塗るものではらちがあかない
と感じたお父さま・田中照夫さんが行き着いたのが、入浴液の開発でした。

そこで『ミセル』は、肌のうるおいを保つ「米・大豆・アロエベラ」の植物エキスを主原料に、水道水に含まれる塩素の影響もやわらげるようつくられました。
また、毛穴に詰まった脂肪分の汚れなども取れやすいといったはたらきも♪
これに毎日入浴することで、元気な笑顔を取り戻すことができた紗里奈さん。今では、そんな過去があったとは思えないほどキメ細かいお肌の持ち主であり、株式会社 ミセルの代表として邁進されています。

日々の暮らしでご活用いただくことで、ご自身もご家族もキレイになって、さらには地球もキレイになる入浴液『ミセル』。地球とともに元気に生きる未来を創造する、大切なアイテムです☆

<written by 美習慣パートナーminori(2024.11)>

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▼『ミセル』の詳細はこちらから▼

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