南米アマゾンに伝承される「森の女神」の樹液が地球を元気にする【開発者インタビュー】

未来創造コミュニティ

南米アマゾンの熱帯雨林に生育し、現地で「聖木の樹液」としてあらゆる不調ケアに活用されてきた『コパイバマリマリ』。遠く地球の裏側で人々を癒してきた伝承文化を日本とつなぎ、継承支援のご活動もされている株式会社サポートジャングルクラブの吉野朝(よしのあさひ)さんに、ご自身も救われたという驚きの体験談とともに貴重なお話を伺います。


株式会社サポートジャングルクラブ 代表取締役社長 吉野 朝(よしの あさひ)さん ~profile~
熊本県天草市生まれ。1992年にリオデジャネイロで開催された国連環境開発会議(地球サミット)に参加した父が、アマゾン熱帯雨林先住民インディオと意気投合し、その伝統保護と継承支援、森林保護のために一家でブラジルへ移住。幼少期の5年間をブラジル・アマゾナス州パウイニ自治区で現地インディオと共に暮らす。2016年に同社代表取締役社長に就任。インディオ伝統の植物を化粧品・医薬部外品・食品として加工、販売する傍ら、現地における熱帯雨林との共生と経済活動への参加、教育環境の整備、伝統文化の継承と交流事業に尽力されています。


心身のメンテナンスに聖なる樹液の生命力を!

「森の女神」の名に相応しい強力な働き!

編集部:2018年にご紹介して以来、お肌ケアから耳・鼻・口・ノドのズキズキケア、さらにはおなかケアまで、さまざまな不調を癒して防御力を高められるとご好評いただいている『コパイバマリマリ』。不安が続いた状況で体調管理に活用された方々も多かったのではないでしょうか。 
これは南米アマゾンの熱帯雨林に生育する「コパイバマリマリ種」という大変貴重な木から採取される樹液で、先住民インディオの方々との協力関係なくしては手に入らないものだそうですね。詳しく教えていただけますか?

吉野 朝さん:『コパイバマリマリ』は、熱帯雨林の過酷な環境で暮らす南米アマゾンの先住民インディオの人々が、1万年以上におよぶ伝承医療の中で殺菌・消毒・鎮静の目的で活用してきた大樹の樹液です。マメ科の「コパイバ」には35種類もの品種が確認されていますが、なかでも「マリマリ種」はカラダへの作用が極めて高く希少なもの。そのため古来、「森の女神」「聖木」とも呼ばれて、ケガや虫さされをはじめとする肌荒れから、菌などによる不調、おなかのトラブルといったことまで幅広い用途で用いられてきました。

 『コパイバマリマリ』の含有成分をみると、そのように活用されてきたのもうなずけます。たとえばカラダの自己防衛システムを調節し、過剰反応やはたらきの低下による不調を鎮めてバランスを取ってくれるβカリオフィレンの含有量が、地球上に現存する植物で最高峰だと言われています。
また菌対策になるコパイック酸、カラダの深刻な不調を防ぐメチルコパレートやカウレン酸、おなかでトラブルを起こす菌対策のコラベノールといった強力な働きのあるフィトンチッドが含まれているという海外の研究報告も多数あります。
そしてこれほどの作用を持ちながら、食品・化粧品として使ってもよいとFDA(米国食品医薬品局)でも認められているのです。

編集部:伝承されてきた作用の根拠が、科学的な研究によってそこまで明らかになっているのですね!日本では皆さんどのように使われているのですか?

吉野朝さん:トラブル肌に直接塗ったり、入浴時に湯船に数滴混ぜて香りを取り入れたりする方々が多いですね。耳や鼻がグジュグジュする時に塗ったり、ノドのイガイガやおなかの調子を崩している時に水や飲み物に混ぜてゆっくり飲んだり、ズキズキのある口の中に使ったりすることをオススメされているクリニックの先生方もおられます。
またカラダの自己防衛システムのバランスを取って生命力を高めるには、数滴を両手に揉み込んで香りを吸い込んでもいいと思います。嗅覚を通じて頭にダイレクトに届くので、森林浴のようにスッキリするというお声も寄せられていますよ。

編集部:体調を崩しそうなときは直接口の中に垂らしたり、マスクの内側にしみ込ませて装着したりすると予防にも活用できそうですね。

アマゾンの秘境に移住!?伝承医療に救われる

編集部:熱帯雨林のアマゾンという地球の裏側で暮らす先住民の方々や、そこで大切にされてきた貴重な樹液と、どのようなご縁で出合われたのかを改めて教えていただけますか?

吉野朝さん:きっかけは、1992年にブラジル・リオデジャネイロで開催された国連開発環境会議(地球サミット)に、父が参加したことに遡ります。熱帯雨林の大量伐採を食い止めるために参加されていたインディオの方々と意気投合した父の要請で、突然一家そろってアマゾンに移住することになったのです。
当時の私は5歳だったので順応も早くまだよかったですが、電気・水道・ガスというインフラが整った日本から、幼い子どもたちを連れ、それらが何もないアマゾンの奥地で暮らすことになった両親は大変な苦労をしたと聞いています。

しかも移り住んだ場所はアマゾンの中でも秘境で、飛行機と車、カヌーを乗り継いで日本から10日以上かけてやっとたどり着く自給自足の村でした。
森には吸血ダニやブユ、マラリアを媒介する蚊がいるので、私もいつの間にか刺されて全身にかゆみや膿を伴う発疹が出たり40℃を超える高熱を出したりして、何度も大変な目に遭いました。

家族そろって日本から南米アマゾンの秘境へ !

編集部:日本なら救急車を呼びたい緊急事態ですよね!?

吉野朝さん:そうですよね。でも、病院もありませんから森の植物を用いる現地の伝承医療に頼るしかありません。そんな時にインディオの方々が持ち寄って助けてくださったのが、「コパイバマリマリ種」の樹液でした。

また、足にガラスの破片や木の枝が無数に刺さる大けがをした時には、さすがに大事をとって医療設備のある村まで搬送してもらったのですが、それでもカヌーで2日かかる場所ですからね。無事に到着したものの物資不足もあって、麻酔なしの壮絶な手術を経験しました。そのときも消毒・殺菌に「コパイバマリマリ種」の樹液を塗ってもらったのです。そのようにさまざまな困難に遭っても家族全員が無事で過ごせたのは、コレのおかげだと言っても過言ではありません。

アニミズムの信仰が息づく南米アマゾン

編集部:人本来の生命力を高めて不調を転じさせる「コパイバマリマリ種」の驚異的な力がよくわかりました。
ところで私も1000年以上続くネイティブアメリカンの村で水道のない生活をした経験がありますが、比較にならないくらい壮絶ですね……。そしてそういう伝統的な社会で暮らす人々には、植物と意識を通わせることのできる鋭敏な感覚が残っていますし、逆にそれがないと生存していけないですよね。

吉野さん:現地には古来、「森羅万象に霊魂が宿っている」とするアニミズムの信仰が息づいています。『コパイバマリマリ』の採取人には東京ドーム250個分の広さの森の中で39本しかないマリマリの木を2週間から1ヶ月かけて巡って樹液を採取される方がいらっしゃって、それだけでも大変過酷な作業ですが、どうやって探し当てているのか不思議だったのです。森という大自然とひとつになっているからこそ見つけられるのでしょう。
我々は文明によって進化したと思い込んでいますが、人本来の生きる力としては退化したのではないかと感じることもあります。

「コパイバマリマリ種」の樹液を採取するにあたっても、生活の基盤そのものである森を破壊してしまうようなやり方はしません。1本の木から年間最大で40Lの樹液が抽出可能なところを、1シーズンに1Lほどしか採取せず、木にダメージを与えないことと森の生態系を維持することを優先しています。
それが後世まで森の恩恵を引き継いでいく知恵なんです。

幹の内部に張り巡らされた樹液の通り道を狙って穴を開け、1回で1Lを上限に採取。採取完了後は穿孔に自然物でフタをして、次のシーズンまで木を休ませます。

そのようにしてアマゾン先住民のインディオは約8000種類におよぶ薬用植物を伝統的に用いてきました。ところが森林の大量伐採や貨幣経済による変化に対応しきれずに、森も人心も荒廃しやすくなっているという問題もあります。

さらにアマゾンにある35種類の「コパイバ種」には、ニスの原料や防虫の用途に用いられるものもあって採集には膨大な労力と時間がかかるのですが、取れ高はわずかのため仲買人がそれらを混ぜ合わせて「ミストラード(混合物)」として販売する習慣があり、国際市場で出回るコパイバの99.99%がこのミストラードとも言われます。また、大豆油でかさ増しする仲介人も存在します。
このような現状なので、インディオの方々は「コパイバ種」の中でも特別な存在の『コパイバマリマリ』だけは手放さず、家族や仲間のために使ってきたのです。

私たちサポートジャングルクラブでは、創業当初から「アマゾンの森がもたらしてくれる恩恵に対して、日本からも同様に恩恵をお返しする」という約束のもと、採取する人々が文化を継承しながら経済的にも自立していける仕組みをつくって活動しています。
アジア人として初めて現地採取組合に加盟して、採取人と適正価格で直接取引を行っていますし、現地で設立された採取組合やPTAと連携して採取人へのカヌーやモーターボートエンジンなどの寄贈を行い、学校の建設と教育の提供にも携わっています。 

父とアマゾンとのご縁で出合い、私たち一家を支えてくれた『コパイバマリマリ』を介して、アマゾンと日本が繋がって、お互いの健康的で心豊かな暮らしを育みながら自然環境と共存していく社会を創造することが、私たちの企業目的なんです。

編集者:凄まじくも稀有なご経験を経て、南米アマゾンの森とインディオの方々と日本との架け橋として循環型社会への道しるべとなっておられるのですね。地球も私たち自身もより輝ける存在となっていくために、『コパイバマリマリ』で生命力を高めていきたいと思います。本日はありがとうございました。(文責:高木みのり)

『コパイバマリマリ』ここがポイント

おすすめ①

アマゾン産トップクラスの薬用植物「コパイバマリマリ」で生命力を高める !
現地であらゆる不調に活用されてきた「コパイバマリマリ種」の樹液。その有用成分は40種類以上で、特に元気の力を高めるβカリオフィレンの含有量は自然界の植物で最高峰と言われます。さらにからだのさまざまなトラブルによいコパイピコ酸や、コラベノール、メチルコパレートなどの含有成分も♪その働きは、国内外の研究論文で多数報告されています。

おすすめ②

『コパイバマリマリ』が日本の不調を癒し、アマゾンの森と人を元気にする !
日本の私たちを元気にしてくれる『コパイバマリマリ』を介して、現地の採取組合やPTAと連携し、インディオの方々の文化継承と経済的自立支援、教育機会の創出をサポート。「地球の肺」と称されるアマゾンの森も保全されるという好循環がつくられます。

アマゾンの聖なる力で元気になろう!

南米アマゾンの熱帯雨林のインディオ(先住民)が採取し活用してきた約8000種類にもおよぶ薬草のなかでも特別な存在、コパイバマリマリ種の樹液。古来、“森の女神”と大切にされてきました。
人々の健康を守り続けてきた大変貴重な『コパイバマリマリ』を暮らしに取り入れて、からだも心もいのちも元気になってイキイキと人生を謳歌いたしましょう☆

<written by 美習慣パートナーminori(2024.8)>

Follow me!

最新記事

インタビュー記事

暮らしのアイテム記事

メッセージ

すべての記事

ランキング

  1. 1

    からだ循環ケアで、自分の中の「キレイ」を育てる☆

  2. 2

    1.環境・地球・人にやさしいお茶を目指して~『ねじめびわ茶』誕生ストーリー~

  3. 3

    美味しく飲めて、体の働きを高める『だし&栄養スープ』【後編】

  4. 4

    【水・光・香・音】をコンセプトに、みんなを元気にする商品をつくる~篠原康幸さん~

  5. 5

    縄文のDNAを呼び醒ます【1】~吉川竜実先生ご講演録~

トータルヘルスデザインWEB本店
TOP